本校では、性やからだに関する正しい知識を身近に学ぶ機会として、女子栄養大学より貸与いただいた「保健室BOX」を、保健室前の廊下に展示しています。

展示内容は、月経カップ、吸水ショーツ、タンポン、デリケートゾーンケア用品など、日常生活に関わる衛生用品を中心としたものです。
実物を「見る・触れる」体験を通して、自分のからだを知り、必要なケアについて考えるきっかけとなることを目的としています。

展示開始後、生徒の反応もさまざまに見られます。
足を止めてじっくりと見たり、友人同士で感想を話し合ったりする姿があり、これまで触れる機会の少なかった用品やケア方法について、関心を高めている様子がうかがえます。
特に、実際に目にすることの少ない用品については、「初めて知った」「イメージが変わった」といった声も聞かれています。

性やからだに関する話題は、つい特別なものとして扱われがちですが、本来は誰にとっても身近で大切なテーマです。
本校では、性別に関わらず、互いのからだや健康について理解を深めることを大切にしています。

三者面談期間中に来校される保護者の皆さまにもご覧いただき、生徒・保護者双方にとって、気づきや対話のきっかけとなる展示になることを期待しています。