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2025.12.22
本校生徒会役員が、12月20日(土)、ユニセフ奈良県協会主催の「ハンド・イン・ハンド募金活動@大和西大寺駅」に参加しました。
本校生徒会役員によるこの活動への参加は、今年で24年目になります。
当日は駅前に立ち、声を出して募金を呼びかける活動を行いました。ここでは、当日の様子や活動を通して感じたことを、生徒自身の言葉で紹介します。
生徒の感想
私はユニセフのハンド・イン・ハンド募金に参加してきました。
実際に駅に立って声を出し、募金活動を行ってみて、たくさんの人にユニセフの募金について伝えることができ、私たち自身も多くのことを学ぶことができました。特に印象に残ったのは、1,000円の募金でできることを具体的に知ることができたことです。1,000円の募金は、清潔な水を確保するための浄水剤や給水支援の一部となり、水が原因で起こる下痢症などの病気から子どもたちを守ることにつながります。また、重度の栄養不良に苦しむ子どもたちを回復させるための治療用栄養食品の提供や、はしかやポリオなどの予防できる感染症から子どもを守るワクチンの支援にも役立てられます。さらに、紛争地や被災地で学用品や学ぶ場所を整え、子どもたちが教育を受ける機会を守る支援にもつながっています。「たった1,000円」と思っていた募金が、実は子どもたちの命や未来を支える大きな力になるのだと実感しました。
また、たくさんの人の優しさに気づきました。ユニセフの活動に共感して募金してくださる方もいれば、「寒い中ご苦労さま」「頑張ってね」という気持ちを込めて募金してくださる方もいて、とても心が温かくなりました。小さなお子さんやご高齢の方、募金と一緒に私たちに飴をくださった方もいて、募金を通して本当にいろいろな人とつながることができました。
この経験を通して、ただ箱を置くだけの募金ではなく、実際に人が声を出して行う募金だからこそ生まれる温かさなのだと感じました。
募金活動は良いことだと分かっていても、実際に行動に移すのは勇気がいることだと思います。短い時間の中で募金をしてくださった多くの方々の優しさと関心、そして大きな勇気に、心から感謝したいです。
おわりに
今回の募金活動は、生徒にとって社会とつながり、世界の課題を自分ごととして考える貴重な学びの機会となりました。
今後も本校では、生徒一人ひとりが主体的に社会と関わる活動を大切にしていきます。







